11月12日、宮城県石巻市の牡鹿中学校に、段ボールジオラマを使った授業に行ってきました。
牡鹿中学は牡鹿半島の先端の鮎川という地区にあります。典型的なリアス式海岸として28もの浜を持つ牡鹿半島は、くねくねとした一本道で浜・山・浜の繰り返し、いまは石巻市となっている半島南部ですが、もともとは荻浜・大原・鮎川の3つの村からなり、浜ごとに独自の歴史・文化を持っています。
今回の授業では、中学生と小学校5・6年生が一緒に参加し、それぞれ自分の住むエリアのジオラマを組み立てました。谷筋を確認したりしながら、災害の危険性などについて少しお話をさせていただき、最後は元の型枠に戻して終了。
今回の授業は「夢と志講演会」という同地域の企画の一環として行われたのですが、当法人の理事でもある今野梱包の今野さんが子供たちに話した、「何かを考えるとき、どうか“面白い”という気持ちを忘れないでほしい。ダンボルギーニもジオラマも、その思いがあったからここまでこれた」という言葉が耳に残っています。参加する人たちにとって“面白い”活動として、そして我々自身も楽しむ気持ちを忘れずに、これからもこの取り組みをもっともっと広げていきたいと思います。