今回のジオラマ活用風景は、いつもと少し違います。
東京都の北区が主催する環境リーダー養成講座は、地域の環境について、生態系や歴史といった観点から5回に渡って、座学とフィールドワークを織り交ぜながら多面的に学べる、たいへん面白い取り組みです。先週4月8日(土)がその第1回でした。
ジオラマを活用して、ムシの目、鳥の目、ヒトの目から複層的に地域を理解しつつ、最後の5回目には、鎮守の森と災害の歴史、植生と災害リスクの関係など、環境と人間の営みという視座から防災・減災を考えるというワークショップが予定されています。
ジオラマは野外でも持ち運びやすいよう、40cm×70cmのコンパクトサイズで、今回は積み重ねた段ボールの固定に超薄型のマジックテープが活用されています。何度も繰り返し組み立てられますし、作業も手軽でとても便利です。
防災・減災に役立つ知識や活動は、いつも「防災」という入口だけにあるわけではありません。身の回りの様々な情報や知識との関連の中で語られてこそ、深い理解と共感につながるものだと思います。