7月9日、仙台市宮城野区にある高砂小学校で行われた段ボールジオラマ防災授業は、いつもと少し様子が違いました。
というのも、今回はリアルとリモートの二刀流開催。仙台と横浜をZOOMで結び、現地講師を今野理事がつとめ、横浜からは代表の上島がオンラインでコメントするというものでした。
高砂小学校は海からほど近く、学区内はほぼ平らな地形です。そんな平坦さを実感してもらえたらと、1mピッチの等高線で川の堤防や高速道路の盛土を再現。
平坦とはいえかなりのパーツ数となったジオラマを、子どもたちも楽しみながら熱心に組み立ててくれました。
4年生の2つのクラスでそれぞれ行われた授業では、市の防災マップを見ながら、東日本大震災では川を遡って学校の近くまで津波が来たことや、大雨が降ると浸水しやすい地域であることなどを学びました。
学生時代にこの地域で暮らして水害を経験したという講師自身の話も聞いて、子どもたちの実感もより深まったようでした。
平らな土地であっても堤防などを組み立てることで、自分たちの地域がいかに平坦なのかやそのリスクを実感してもらえたようです。
今後は学校や地域の資産として、防災だけでなくいろいろな授業などに活用してもらえたらうれしいです。