5月23日、NHK山形放送局さん主催の防災授業が山形市の大郷小学校で行われました。
学校のある大郷地区はたくさんの川に囲まれた土地で、昔からたびたび洪水の被害を経験してきました地域でもあります。
ジオラマを見てもらうとわかりますが全体的に平坦で、洪水の際にどこに避難するのか、いつのタイミングで非難するのかが重要なポイントになります。
前半は金子アナウンサーによる防災クイズとタブレットを使った浸水のバーチャル体験。普段見慣れている場所や自分自身が50cmや1mといった浸水でどうなってしまうのかを想像するのに、このアプリはとても有効です。
こうして災害のイメージを持った状態でジオラマを組み立て、それを見ながら考えることで、地域と災害と自分とが1つの事象の中に立ち現れてきます。
そこに話をしてくれたのは、地元の防災士で防災ジオラマのメンバーとしても活動してくれている細谷真紀子さん。
昔の地図や水門の話、「逆川(さかさがわ)」の名前の由来などを織り交ぜながら、この地域の災害リスクとそれにどう備えるかについて、ジオラマやハザードマップのビニールシートを使ってわかりやすく説明してくれました。
事後のアンケート結果で目立ったのは「家の人と話したい」ということ。子どもたちに入った防災スイッチを、家の人、そして地域へとつなげていってほしいですね。
>>当日の様子はNHK山形放送局の水害特集サイトに番組動画として掲載されています。ぜひご覧ください。