5月30日、横浜市立山内中学校にて防災授業が行われました。
今回は1学年6クラスが同時に、午前から午後まで学ぶ機会として、授業を構成しました。
各クラスごとにジオラマを組み立てた後、内水氾濫や土砂崩れの可能性がある地域性に関連した、「気象」と「災害」の関係を NPO法人 気象キャスターネットワーク 理事の寺川 奈津美さんに解説頂きました。大雨が発生する仕組みや、今の地球環境を元にした未来の天気予報まで、気象と災害を分かりやすく理解する事が出来るプログラムです。
後半は、ジオラマを組み立てることで理解できた地形に加え、気象や災害に関する知識だけでなく、自身で調べながら「アイデア」を考えるプログラムを実施しました。
向き合う「災害」とアイデアに活用する「ツール(技術や手段)」が書かれたカードを選択し、アイデアを考える。ゲームのような進行で取り組みます。
入っているツールは「ヒューマノイドロボット」といった最新技術から「アニメ」や「ファッション」など、一見すると防災に繋がらないと思う事でも、「災害」と掛け合わせてアイデアを考えることで、実は防災や自身を守ることにつながる。という気づきが生まれる構成になっています。出てきたアイデアの中には、企業や行政を巻き込むことで実際に応用可能と思われるものも多く見られました。
1つの事だけでなく、自ら様々な分野へ興味を持ち、防災に限らない社会の問題・課題に取り組むことの楽しさを感じられる機会になればと思い、複数のプログラムを組み合わせた防災授業。ジオラマも活用しながら今後の防災への取り組みにぜひ活かしてほしいと思います。