各地で大雨による災害が続いていますが、本日は城好き、歴史好きの皆さんにもぜひ知っていただきたい防災授業のご紹介です。
広島大学の大学院生の方から「山城のジオラマとAR砂場を使って防災授業をしたいんです」と問い合わせがあったのが今年の3月。
聞けばご本人が大の山城好きで、過去の地形改変による土砂災害リスクへの影響や、そのことの理解を広げるための方法等について研究をされているのだそう。
AR砂場はアミューズメントパークなどで見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、砂の形状に合わせて投影される画像がリアルタイムで変化する装置で、
地形改変による水流の変化をイメージしてもらうための仕掛けとして、防災教育の研究活動の中に取り入れているのだとのこと。
とっても面白そうだったので、山城とはいかなるものか、さっそく私自身も知り合いのマニアに近くの山城に連れて行ってもらいました。
城と言うだけあって防御が肝心、急な斜面に大小様々な空堀が掘られ、すでに埋まってしまってわからなくなっているものもたくさんありそうです。
山城の場所は史跡として地域の方々に知られているケースも多く、こうした地形がどのような災害リスクをもたらすのか、地域の歴史資産を通じて自分の住む場所の災害リスクを考えるきっかけにしていけたらよいですね。
先月7月15日に広島県の熊野町立熊野東中学校で行われた授業の活動レポートをいただきましたので掲載させていただきます。
ぜひご覧ください!
>>いただいた活動報告書(PDF)はこちら
◎AR砂場の参考イメージ
https://youtu.be/m6YAKULkw08
今回は砂の上にさらに山城のジオラマを置いてシミュレーションしています。