【Rethink PROJECT】浜松市 新川モール

土用の丑の日の翌日、今回のRethink PROJECTの舞台は静岡県浜松市でした。
会場は遠州鉄道の高架下を再開発した新川モールというイベントスペースで、Rethink PROJECTとしては初の屋外開催に30名の親子が集まってくれました。
浜松駅の周辺はすぐ東に馬込川があり、さらに5kほど東には天竜川が流れています。うなぎで有名な浜名湖は西に10kほど行ったところにあり、今回のエリアからは離れています。
今回のジオラマは1段=5m。東半分は天竜川が作った平野部でほとんど平、西側はかつての天竜川が削った河岸段丘で、40mほどの高低差があるという地形です。
みんなでワイワイ組み立てたあとは、ジオラマを見ながらどんなところが危なそうか一人ひとり考えて付箋を貼っていきます。その表情は真剣そのもの。
「雨が降るとサイレンが鳴っているから川の近くはあぶない」「ここは崖と川があるからがけ崩れと洪水の両方の危険がある」など、日頃の経験やジオラマの観察をもとにたくさんの意見が出てきます。
ハザードマップが印刷されたクリアシートをかぶせると、東側には洪水、西側には土砂災害、南側には津波のリスクがあることがわかりました。
避難所の位置やその周辺のリスクなども確認したうえで、どんなタイミングでどう避難すべきか、避難所だけに限らず自宅や親せきの家など状況に応じて判断する必要があることをお話してイベントは終了。暑い中、みんな最後まで集中して取り組んでくれてよかったです。

◎終了後のうなぎとビールがおいしかったことは言うまでもありません(笑