坂の上の私たちのまち ~広島市西区己斐東学区~

己斐という字を見てすぐに「こい」と読める人はたぶん広島の人。市の中心部から路面電車で西へ20分ほど。西広島駅の北側、小茶臼山の麓に広がる己斐東学区が今回の舞台です。
周辺は70年代に造成が始まり、地名が「こい」なだけに? 衣笠・山本といったカープの往年の名選手たちも住んでいたという閑静な住宅街です。開発から50余年を経て住民の高齢化が進んではいるものの、ファミリー世代も多く、会場にはたくさんの親子連れを含む幅広い世代の方々が集まってくれました。
自治会長さんのお人柄もあってか皆さんとても和気藹々とされていて、そこにいるだけでとても素敵な地域であることがよくわかります。

0m~199mまで、わずか1kmほどの間に200mの高低差があり、辺りには急な坂道や階段をたくさん目にします。小・中学生を中心に2つのグループに分かれて積み上げること20段、傾斜の中に己斐東地区が現れました。

自分の家を確認したら、自宅や学校の周りはどうなっているか、どんなところが危なそうか、ジオラマを囲みながらみんなで考えます。今回の授業には広島市の職員の方も講師として参加され、土砂災害、洪水、津波など、周辺のリスクについてとてもわかりやすく説明していただきました。令和3年8月の大雨では近隣で複数の土砂災害が発生するなど、他人ごとではないお話に皆さん真剣に聞き入っていらっしゃいました。

最後に会長さんオリジナルパッケージのかっぱえびせんをいただき会は終了。「あなごめし弁当」を買って横浜へと帰りました。

◎当日の様子は広島市西区社会福祉協議会さんのwebサイトにも掲載されています。
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