仙台市のジオラマ防災授業の本年度5校目は、11月29日に宮城野区の鶴谷小学校で5年生の2クラスを対象に行われました。
鶴ケ谷地区はゆるやかな傾斜地に造成された住宅地で、学区の南北の低地に池があります。
いつものように皆でジオラマを組み立てたのち、自宅に付箋を貼ってもらいました。みな短時間でスムーズに家の場所を見つけることができ、周辺の地図も頭に入っているようでした。
危険な場所を考えてもらうワークでは、南側の安養寺方面の池に近い住宅地付近に洪水の危険があるのでは等、自身の経験もふまえていろいろな意見が出ました。災害時に自宅から避難する必要が生じた場合の避難ルートについて検討する際も、児童の皆さんは主体的に考え、自分たちが付箋を貼った危険箇所を通らずに最寄りの小学校や集会所に向かう方法を話し合って導き出していました。
最後に家族間で災害発生時の行動の取り決めがあるかを質問したところ、取り決めがあるのは1クラスあたり3世帯ほど。この授業をきっかけに家族と話し合ってみてほしい旨を伝え、今回の授業を終わりました。