《Press Release》 段ボールジオラマで見る 「多賀城市の歴史・災害・文学」 企画展に協力

【仙台市・多賀城市課題提示プログラム「Future Awards」 実証取組】
~段ボールジオラマ×プロジェクションマッピング・ARで地域の歴史や防災を身近に~

2024年2月1日 一般社団法人 防災ジオラマ推進ネットワーク

一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク(神奈川県横浜市、代表理事 上島洋 https://www.bosai-diorama.or.jp/)は、2024年2月10日(土)~3月11日(月)までの間、宮城県多賀城市立図書館で開催される展示 「段ボールジオラマで見る『多賀城市の歴史・災害・文学』」(主催:多賀城市、共催:仙台市)の協力団体として、企画・運営をサポートいたします。

【背景】
 多賀城市は東日本大震災で大きな被害を受けましたが震災の爪痕がほとんど残っておらず、市民や市外から訪れた人が震災被害を知る機会が限られているという課題を抱えています。
 震災アーカイブサイト「たがじょう見聞憶」や、多賀城高校災害科学科による「津波波高標識」の設置や「津波伝承まち歩き」などの活動が行われていますが、より多くの人に震災伝承・防災教育を届けることができるソリューションを探すべく、仙台市が主催する「仙台BOSAI-TECH Future Awards 2023」のテーマのひとつとして広く提案を募集していました。
 弊法人はフロッグス株式会社と共同で応募・採択され、このたびの展示が実現しました。

【展示のねらい】

  • 多賀城市全域の地形を再現した段ボールジオラマ(縮尺1/7500)により、多賀城市の地形や海との近さを体感してもらう。(市街地から海が見えにくいことが、津波リスクへの意識を低くさせる要因となっていると想定)
  • ジオラマに津波浸水想定シミュレーション動画をプロジェクションマッピングすることで、東日本大震災時を上回る津波の浸水範囲やリスクを、わかりやすく体感してもらう。
  • 防災コンテンツだけでなく地域の歴史や文学とも関連させた展示とすること、またプロジェクションマッピングやARの活用、関連書籍の陳列などにより、ふだん防災への関心が低い層にも防災情報に触れてもらう機会をつくる。

【展示概要】
下記の資料(多賀城市記者発表資料)をご参照ください。

 今回の実証取組の結果をふまえ、防災に関する情報との接点をより一層身近なものとするため、さらなるアップデートを進めていく予定です。


<仙台BOSAI-TECHイノベーションプラットフォーム>
仙台市が主催・運営する防災×テクノロジー×ビジネスを融合した防災課題に対する新たな解決策を持続的に生み出すプラットフォームです。各領域の人材・企業が交流するイベントの開催、新事業創出を目指すプログラムの開催、アイデアやプランを試す実証実験のサポートと結果の共有といった活動を行い、防災関連の新しい製品・サービスの開発を支援しています。
URL: https://sendai-bosai-tech.jp/

<一般社団法人 防災ジオラマ推進ネットワーク 法人概要>
代表者:代表理事 上島 洋
設立:2015年4月
所在地:神奈川県横浜市中区海岸通4-22 関内カサハラビル406
URL: https://www.bosai-diorama.or.jp/

事業内容 :
段ボールで作るジオラマを使った楽しく実践的な防災授業を通じて、まちを知ることの面白さ・大切さを伝えています。自分の手でジオラマを組み立てることでまちへの興味が高まり、地域に潜む危険を身近なものとして感じ、考えることにつながります。

<メディア対応>
展示初日の2月10日(土)9:00~11:00の間、会場にて関係各者がメディアの方へのご対応をさせていただきます。

<本件に関するお問合せ先>
多賀城市 総務部 危機管理課 TEL .022-368-2079