近隣の発生災害リスクから備えを知る 〜仙台市立桜丘小学校〜

仙台市の防災ジオラマ授業、昨年度行った桜丘小学校より本年度もご希望をいただき、9月19日に5年生80名を対象に実施しました。

はじめに学校近隣の標高などの地形情報や災害履歴を学習し、ジオラマを組み立てていきます。

組み立て後は完成したジオラマを確認しながら、危険箇所について皆で考えて話し合いました。

水の森公園水域に関すること
今年度の授業では、水の森公園水域における浸水や土砂災害の危険など、地域の自然環境の特徴をふまえた発言が多く見られました。

近隣の災害履歴に関すること
学校職員玄関に掲示されている防災マップを確認している児童も多く、
●過去の台風のときに通学路の近くの木が倒れた
●がけ崩れが発生しそうな地形で、かつガードレールが老朽化しているので事故発生の危険性が高い
●過去に桜丘で起きた災害の発生地域と地形が似ているので危なそう
など、身の回りの危険に対する意識を日頃から持っている様子も見受けられました。


能登半島地震をはじめ日々発生する災害について、当初は「報道上で起きている他人事」と考えていた児童も積極的に質問してくれるようになるなど、この授業を通じて「自分ごと」として、防災の重要性が伝わっていてくれたらうれしいです。